私の性癖を理解してくれない。
彼や夫はいるけど物足りない。
そんな方をたくさん面談してきました。
でもその性癖をお友達に相談できますか?
私が知る限りでは彼や旦那が「セックスレスで」「チョー淡白で・・・」そんな愚痴しか話していません。
男同士でも「俺、彼女縛りたいんだよね」「スパンキングしたいんだよね」という会話は聞いたことがありません。
おっぱい星人、脚フェチ、細マッチョ、血管好きというのは話すことがあっても、SMは・・・
それはなぜか?
変態!!
のカテゴリーに入ってしまうからです。
残念ながらS性、Ⅿ性は本能として誰しも持っている生理現象だという事を社会が認識していません。
だから”変態”と言われてしまいます。
S性、Ⅿ性は本能として誰しも持っている生理現象とは?
以下、リアル経験10年程の私の見解と考察になります
Ⅿ、あるいはⅯ化するという事は、環境を受け入れることです。
もともと生物は環境を受け入れて生きてきました。受け入れなければ生きていけなかったのです(寒い熱い、痛い苦しい等)。
自分にとって心地よいものは当然自然に受け入れることができますが嫌な事、不快なことは慣れていかなければなりません。
いつまでも不快に感じていては精神が疲労してしまうからです。
ですから受け入れるという事、慣れることは自分の命を守ることでもあります。
そうやって生きてきました。
人間は社会の関係性の中で生きる動物です。
社会においては支配する側とされる側に分かれます。
支配する側は自分とって快適な環境、都合のいい環境を作ります。
支配される側は不快なことに慣れていかなければなりません。
腕力の強い男は力で女を支配できます。
生殖の仕方も男能動(S側)。女受動(Ⅿ側)ですね。
そういう環境で特に女性は受け入れる側で慣れることを要求されてきました。
そしてこの慣れるために”快”が芽生えたら?苦が薄まり、むしろ喜びに変わったら?これがⅯ性です。
ですから、どんな人間にもⅯ性はあります。
強いか、弱いかの問題です。
Ⅿ性が弱い男は環境に従うのではなく、環境を変化させようとしました。
S性(能動性)です。
ほら穴を掘ったり家を建てたりして暑さ寒さを何とかしようとしました。
人類の歴史の中では快適な生活を求め戦争をしたり、社会に対して反発して学生運動や革命を企てたりしました。
人は太古よりこのⅯ性S性に支配されてきたといっても過言ではないでしょう。特にⅯ性に。
現代社会や先進国にはSM文化が栄えています。逆に発展途上国にはそういう文化があまりありません。
それは環境を克服してしまった人達は、自分からあえてそのSM性を満たすことを求めていかないと、SM性の強い人にとっては心と体のバランスが取れなくなってしまうからです。
ですから特に我が国日本で生きていくことは、SMをする明確な目的をもって認識すべきなのです。
SMをする明確な目的 心と体のバランスをとる (だからSMは変態ではない(^^)
今回はSMの形として、男性S女性Ⅿという形が一番多い形という事を基準として話しました。